モンテッソーリ教育をわかりやすく解説!内容・メリット・デメリットは?

モンテッソーリ教育って聞いたことあるけど、詳しい内容までわからないな…。モンテッソーリ教育を受けるとどんな子どもに育つの?デメリットもあるの?

そんな疑問にお答えします。

この記事でわかること
  • モンテッソーリ教育の目的・考え方
  • モンテッソーリ教育の内容
  • メリット・デメリット
  • 家でできるモンテッソーリ教育の方法

モンテッソーリ教育の目的は簡潔にいうと「自立した子どもを育てる」ことです。そのために必要な関わり方や教具を使って、子どもの自立心を育てます。

まずは教具をそろえるところから始めたい方は、おもちゃのレンタルサービスを利用するのがおすすめです。

モンテッソーリ教育とは

モンテッソーリ教育の目的と考え方

モンテッソーリ教育は、医師で教育家のマリア・モンテッソーリが考案した教育方法です。

モンテッソーリ教育の目的は、「自立していて、有能で、責任感と他人への思いやりがあり、生涯学び続ける姿勢を持った人間を育てる」ことです。

わかりやすく言うと、

自立した子どもを育てる

ということです。

モンテッソーリ教育の目的と考え方

一般的には、「〇〇をしましょう」と先生が指示をする教育を受けますが、モンテッソーリ教育は子ども自身に選択をさせます

モンテッソーリ教育の目的と考え方

自分で考えて行動する力がつくので、将来自分で選択をすることができるようになります。

モンテッソーリ教育の前提として、「子どもには、自分を育てる力が備わっている」という「自己教育力」があります

子どもの寝返りやハイハイ、歩行などは教えなくても、挑戦してできるようなりますよね。

子ども自身が自立をするために必要だと考え、自分で成長・発達をしようとする姿の表れです。

モンテッソーリ教育の内容

【0〜3歳】前期 7つの教育環境

0〜3歳の前期を「吸収する精神(無意識)」の時期と呼び、人生の中で最も吸収し、気がつくとできるようになり、繰り返すことで社会に適応できるようになります

乳幼児期に特定の事柄に対して強い感受性により敏感になり、簡単に吸収することを「敏感期」といいます。

粗大運動の活動

粗大運動の活動とは、ずり這いから歩行までの日常生活に必要な運動獲得を援助します。運動の獲得は子どもの成長の自立への一歩です。

微細運動の活動

握る、落とす、叩くなど手や指を使った運動が微細運動です。最初は手のひらで物を掴み、次第に指先でつまめるようになります。その動作を繰り返すことで、大人と同じ動きができるようになります。

日常生活の練習

粗大運動と微細運動を組み合わせて、服の着脱や植物の世話などをします。特に服の着脱は着脱をするのに身体を動かし、ボタンやチャックをするのに指先を使うので良い練習になるでしょう。日常生活に参加することで、環境に適応していきます。

言語教育

子どもは、自分の周囲で話されている言語を母語として獲得を目指します。言葉の発達段階に合わせたステップを踏むことで豊かな語彙を養います。豊かな語彙を養うことで、話すことができるようになり、次の書くことに繋がります。

感覚教育

感覚教育とは感覚の敏感期の子どもの成長発達を促すために、感覚教具で構成された環境を整え、援助や手助けをすることです。

モンテッソーリ教育の内容

感覚とは「視覚」「聴覚」「触覚」「嗅覚」「味覚」といった五感のことで、乳児の感覚はまず触覚・味覚が発達し、その後視覚、聴覚が発達します。感覚器官からさまざまな刺激を受け、6歳頃までに完成すると言われています。

音楽

音楽を聞く、楽器を鳴らす、歌う、踊るなどを促す環境を用意します。音楽を聞いて自然に身体が動いたり、楽器を鳴らして表現することを楽しみます。

美術

絵を描いたり、粘土を使い、言葉を使わず自由に思いのままに表現することを楽しみます。クレヨンや粘土を使うことで手先の運動を促します。

【3〜6歳】後期 5つの教育環境

3歳から6歳までの後期は「意識の芽生え」の時期と呼び、前期に無意識に吸収した事を、意識的に整理、秩序化します。そうすることで頭の中が整理されていきます。

日常生活の練習

モンテッソーリ教育の内容

大人の真似をしたがり模倣することと運動の敏感期に、自分の思い通りに身体を動かす能力を身につけることが日常生活の練習です。日常生活の練習は運動の完成を目指します。自分のことが自分でできるようになることが自立に繋がります。

「子どもはできないのではなく、やり方を知らない」という考えから、やり方を伝えていくことが大切です。

感覚教育

感覚の敏感期を利用して、意識して感覚器官を使って練習するのが「感覚教育」です。教具を使って練習をすることで「ものを観察する能力」と「ものを考える方法」とを身につけ、知性や情緒の発達を促します。

モンテッソーリ教育で、感覚教育は「言語・算数・文化教育」という知的教育分野の基礎となる重要な役割を担っています。

言語教育

子どもは言葉の敏感期に自分の周囲で話されていることばを母語として獲得します。「言語教育」では、言葉の発達段階に合わせ語彙を豊かにし、文法までを身につけます

算数教育

数字や物の大きさや量に興味を示す「数の敏感期」に教具を使うことで、単に数を数えるだけでなく手で扱えるようになります。数の敏感期に教具でサポートすることで、無理なく学ぶことができます。

文化教育

モンテッソーリ教育の内容

文化教育とは、言葉と数以外の子どもの興味の対象のことで、小学校の理科や社会に該当します。子どもの知りたいという要求に応え、興味可能な限り広げることを目的とします。ほかの4分野が統合された総合学習としても考えられます。

モンテッソーリ教育に必要な要素

用具・教具

モンテッソーリ教育の用具とは、日常生活の練習・感覚教育・言語教育・算数教育・文化教育の5つの環境、特に日常生活の練習で使用する道具のことです。

日常生活の練習で用いる用具の考慮点
  • 子どもに合うサイズ
  • 本物であること
  • 色や形が美しい
  • 清潔である
  • 日常生活で使っている
  • 地域性がある
  • 数量の制限がある

モンテッソーリ教具は、感覚教育・言語教育・算数教育・文化教育で用いられる道具のことです。

感覚教具の特徴
  • 性質の孤立
  • 誤りの訂正(教具の中に、子ども自身で誤りを判断出来るような配慮)
  • 美学的
  • 移動(持ち運びしやすい)
  • サイズ(子どもの発達に合わせた、握りやすく持ち運びがしやすい)

大人(教師)・整えられた環境

モンテソーリ教育において、大人がどのように子どもに向き合い、関わっていくかを考えることはとても重要です。

子どもの自立を促すためのサポート、関わりや環境のポイントは以下のとおりです。

子どもの行動を見守る

大人は、子どもの行動を見守ることが大切です。子どもが困っていても見守り、助けを求めたらヒントや選択肢を与えます。

子どもが困っていたり、できないことがあると手助けしたくなります。しかし大人が決めてしまっては、子どもの自立する力が育ちません。

直接的な手助けから間接的な手助けにすることで、子どもは成長するでしょう。

自立を促す環境

自立を促す環境とは、子どもの成長に合わせてやりたいことをできるようにする環境のことです。

子どもが興味が持てるように教具を整理しておく、日常生活の練習で使う道具も子どものサイズに合わせた物を用意することが大切になります。

モンテッソーリ教育のメリット・デメリット

メリット
  • 子どもの個性を伸ばす
  • 自立性、積極性が身につく
  • やりたいことができるので情緒が安定する
  • 考える力が身につき、決断力と行動力が高まる
  • 集中力が身につく
  • 自分の意見や考えを主張する
デメリット
  • 協調性に欠ける
  • 室内活動が多いため運動不足になりやすい
  • 活発な子には向かない
  • 子どもらしさがなくなる

モンテッソーリ教育にはメリットもたくさんありますが、デメリットもあります。

個を大切にするので協調性に欠けたり、室内での活動が多いので外で遊ぶことが好きな活発な子にはあまり向いていないでしょう。

メリット・デメリットを理解し、子どもの向き不向きを判断する必要があるでしょう

モンテッソーリ教育の良い部分だけ、家庭で取り入れていくのもいいですね。

自宅でモンテッソーリ教育をする方法

モンテッソーリ教育を自宅で取り入れたい方に向けて、自宅でモンテッソーリ教育をする方法をご紹介します。

教具を用意する

モンテッソーリ教育は教具を使った教育方法なので、専用の教具を購入するとよいでしょう。ネットショッピングで簡単に購入できます。

モンテッソーリ教具一例

ピンクタワー

1センチずつ大きくなっているブロックを積み上げていく、モンテッソーリ教育の代表的な教具です。横にも縦にも積むことができ、サイズの違いや順番を学びます。

円柱さし

穴の空いた木箱に、大きさや高さの異なる円柱をさし、視覚・触覚の感覚を養います。つまむところからスタートし、徐々に円柱と穴の大きさを見比べてはめられるようになります。

ハンマートイ

小さめの穴に円柱を押し込み、押す力やハンマーの使い方を学びます。ハンマーを使うことで、手首の動かし方や叩き方がわかり、叩いたときの反動の感覚も養います。

教具を揃えるのが大変という方には、おもちゃのレンタルサービスを利用するのもおすすめです。

>>【トイサブ!】子供の年齢でカスタマイズした知育玩具のサブスクリプション(定額レンタル)サービス

毎月成長に合わせた知育玩具が送られてくるので、購入するよりも手軽に試すことができます。子どもが飽きてしまっても違った玩具がくるのでよいですね。

教具を手作りするという方法もあります。最近では100円ショップでも良い教材が購入できます。私のインスタグラムでも紹介しているので参考にしてみてください。

子どもとの接し方を見直す

モンテッソーリ教育で大切なことは、上記のモンテッソーリ教育に必要な要素でお伝えしたように、「見守ること」「自立を促す環境」です。

子どものことを親が選択してしまっていませんか?子どもが集中しているときに、思わず先にやってしまっていませんか?

子どもとの日々の関わり方を見直すことで、自立した子どもに近づくでしょう。

モンテッソーリ教育は「自立した子どもを育てる」関わり方と環境が大切

モンテッソーリ教育では、「自立した子どもを育てる」関わり方と環境が大切です。

人格を形成するには長い時間がかかるので、子どもの発達に合わせていく必要があります。

まずは家庭でできることからはじめてみてはいかがでしょうか。

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