
投資信託を買う時、必ず「目論見書を確認してください」って出るけど、そもそも目論見書ってなに?
目論見書は簡単に説明すると「投資信託の説明書」のこと。投資はお金を左右するので、説明書を読まずに商品を購入するのは危険…。
とはいえ、目論見書を見ても見方がさっぱりわからないというのが本音ですよね。

私もさっぱりわからなかった…。
投資信託を購入する上で、重要な書類になるので、わかりやすく見方のポイントを解説します。ポイントを押さえれば全然難しくないですよ!
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楽天証券で投資デビュー【無料】投資信託の目論見書とは?
目論見書とは「投資信託の説明書」のこと。投資信託を購入する前に必ず確認する書類です。
目論見書をみれば、その投資信託がどこの国に何を投資しているのか、過去の運用実績、手数料など投資を判断する材料が書かれています。

目論見書を見ずに投資信託を買うのは危険!必ず自分の投資商品の内容を確認しよう。
ちなみに、投資信託の資料には2種類あります。
今回は「目論見書」についての解説になります。
投資信託の目論見書の見方
どこの国に何を投資している?
まずは、選んだ投資信託が「どこの国に何を投資しているか」を確認しましょう。

楽天・全米株式インデックス・ファンドの目論見書でチェック★
どこの国に何を投資しているかは目論見書の表紙を見るとわかります。
楽天・全米株式インデックス・ファンドは、全米の株式(インデックス型)を投資していることがわかります。
インデックスファンドとアクティブファンドの違いを簡単にまとめると、以下の通りです。
インデックスファンド | アクティブファンド | |
---|---|---|
【投資目的】 | 指数に連動 | 指数の上回りを目指す |
【運用コスト】 | 低い | 高い |
【商品の種類】 | 少ない | 多い |
インデックスファンドは、日経平均株価やNYダウなどの株式指数に連動して同じ値動きをするように運用するファンド。
アクティブファンドは指数を上回るリターンを目指す運用スタイルです。

投資初心者なら、コストが安くて、指数がわかりやすい「インデックスファンド」を選ぶのがベター!
次に為替ヘッジがあるかどうかも確認しておきましょう。楽天・全米株式インデックスファンドの場合は「為替ヘッジなし」です。
為替ヘッジとは、為替変動における損失を回避するものです。為替ヘッジなしの場合、為替変動による損失を回避するために「為替予約取引」をします。
円高による損失はおさえられますが、円安時の利益は小さくなります。為替ヘッジありの場合はその分手数料がかかるので注意しましょう。
投資のリスク
投資におけるリスクとは「投資商品の値動き」のことです。リスクが高い=価格変動が激しいことを意味します。
目論見書で「値動きの要因となるものはなにか」を確認しておきましょう。
【価格変動リスク】 | 価格変動によって生じるリスク |
【株価変動リスク】 | 投資する企業の株価下落のリスク |
【為替変動リスク】 | 為替相場が円高になると損をする (これを防ぐのが為替ヘッジ) |
【信用リスク】 | 投資する企業が倒産するリスク |
【流動性リスク】 | 株式売買が極端に減少することで希望価格で売れないリスク |
【カントリーリスク】 | 投資している国や地域の金融危機や政情不安などが起こることで、価格が大きく変動するリスク |
投資信託にはさまざまなリスクが伴うので、どのようなリスクがあるのかを事前に確認しておくことが大切です。
運用実績
運用実績は基準価格と純資産価格に注目しましょう。今だけでなく、過去にさかのぼって過去の運用実績から総合してみていくことが大切です。
基準価格は投資信託の値段とも言われ、1口もしくは1万口あたりの価格で1日1回のみ算出されます。基準価格がひたすら下がっている場合は要注意。
純資産総額は投資信託の規模です。人気の投資信託であれば、右肩上がりに増えていきます。
人気のない投資信託は下がり続け、繰上償還(強制終了)の可能性もあるので注意が必要です。

ちなみに純資産は100億以上あると比較的安心できる目安と言われているよ!
ちなみに分配金がでると、基準価格も純資産も減ります。投資信託の分配金は純資産から支払われているからですね。

分配金は運用にまわした方が複利効果が大きくなるメリットがあるので「分配金なし」がベター!
手続・手数料はいくら?
投資信託には運用期間が決まっているものもあります。運用期間は「信託期間」で確認しましょう。

楽天・全米インデックス・ファンドの場合は「無期限」だね!
信託期間が決まっている場合は、長期投資には向かないので注意が必要です。また、繰上償還(強制終了)のケースも一緒に確認しておきましょう。
投資信託のコスト(手数料)は4種類あります。
【購入時手数料】 | 購入時に支払う手数料 |
【信託財産留保額】 | 投資信託の解約時に支払う手数料 |
【信託報酬】 | 運用期間中、運用会社に払い続ける手数料 |
【隠れコスト】 | 目論見書に具体的に記載されていない手数料 |
購入時手数料・信託財産留保額・信託報酬は目論見書で確認ができます。隠れコストは、実際の運用後に運用報告書でチェックしましょう。
また、税金も確認しておきましょう。投資信託の利益には約20%の税金がかかります。

約20%も税金で引かれちゃうんだ…。
つみたてNISAやNISA制度を使えば、税金がかからなくなるので、こちらの制度を利用して投資信託を購入するのがおすすめです!
まとめ:投資信託の目論見書の見方は簡単!自分のファンドを確認しよう
投資信託の目論見書でチェックしたい項目をまとめると以下の通り。
チェックしたい項目をおさえておけば、難しくないですね!目論見書をパッと見て内容がわからないものには投資しないのがベター。

よい商品はいつでもシンプルでわかりやすい★
投資信託は手軽に分散投資ができて、長期保有による複利効果も期待できます。つみたてNISAやNISAを利用する人は、投資信託の目論見書を必ず確認しましょうね!
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